【鎌倉市立岩瀬中学校】教育評価研修 導入事例
- ayakonakagawa
- 12 分前
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更新日:2025年4月18日
実際の教育実践にも変化が表れ始めています!
鎌倉市立岩瀬中学校では、評価の本質を捉え直し、再構築する手がかりを得るために「評価を使って学びを支援!ゼロから学ぶ評価理論と実践」研修を導入しました。研修の受講が、教員一人ひとりの評価観を見つめ直す機会となり、校内で評価の在り方に関する対話が活性化し、実際の教育実践での変化や評価に対する意識の広がりを感じています。
先生の声

本校ではこれまで、評価=総括的評価という捉え方が中心となっており、学期末の成績処理を目的とした評価に偏りがちであるという課題を抱えていました。
その一方で、「評価が本来もつ役割とは何か」「評価を通して生徒の学びや成長をどう支援していくのか」といった問いに対して明確な方向性が定まらず、教員間でも違和感を抱えながら実践を続けている現状がありました。
そこで今回の研修では、評価の本質を捉え直すとともに、学びの過程を支える視点から評価を再構築する手がかりを得ることを目的としました。
講師の髙木先生には、教育評価の理論と実践を丁寧にご講義いただきました。
特に「評価とは情報収集であり、学習を支援する営みである」という視点は、教員一人ひとりの評価観を見つめ直すきっかけとなり、大きな反響がありました。
実際の授業や学校現場での実践を交えながら進めてくださったことで、参加者が自らの実践に即して考える時間が多く取られ、非常に有意義な研修となりました。参加教員からは「今後も継続してこのテーマについて学びを深めたい」との声が多く寄せられました。

研修後は、校内で評価の在り方に関する対話が活性化し、実際の教育実践にも変化が表れ始めています。ある教科では、研修で学んだルーブリックの手法を取り入れ、生徒が自己調整しながら学習に取り組む試みが始まりました。
また、校内研修の場では「授業以外の場面でもルーブリックを活用できるのではないか」という意見が出され、実際に体育祭を題材としたルーブリック作成に教職員で取り組みました。
行事における生徒の成長や主体的な関わりを見取る視点が共有されたことは、評価に対する意識の広がりを示す一例となっています。
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