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三重県立昴学園高等学校のDXハイスクール事業をエデュテクノロジー総合支援!ICT環境整備・地域連携型の探究学習・人材育成の三位一体のサポートを実施

  • ayakonakagawa
  • 4月10日
  • 読了時間: 4分

更新日:4月10日


「生徒が自分の成長を自分で感じる」ことをテーマとした、地域と連携した教育改革を促進するためのDX支援事例を学校と共に構築。




「Story your learning」を理念に教育現場のICT活用を支援する株式会社エデュテクノロジー(本社:東京都江東区、代表取締役:阪上吉宏)は、三重県立昴学園高等学校(三重県多気郡大台町)において実施される文部科学省「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の業務委託を受け、デジタル等成長分野を支える人材育成を目的とした理数系教育の充実を支援しました。※プレスリリースはこちらをご確認ください。



背景と目的


三重県立昴学園高等学校は、大台町をフィールドとした地域共創型の探究学習「大台探究」を通じて、生徒の探究心を育み未来を担う人材育成に取り組んでいます。 DXハイスクールに採択された同校は、ICTを活用し、デジタル等成長分野を支える人材(DX人材)の育成を見据えた「大台探究」のさらなる深化を目指しています。本事業を通じて、ICT環境の充実と、その先のICT活用と定着までを目的とした支援を実施しました。


支援の詳細


1.「大台探究」に適したICT環境の整備

科学的根拠に基づいた探究学習を支えるハイスペックPC等のICT機器の整備 として、探究活動のフィールドワークで活用できるアクションカメラ・音声収録機器、移動中でも利用可能なiPad Pro端末の整備を行いました。


2.理数系教育の充実と、教材開発支援

学校設定科目「データサイエンス」の学習教材として、基礎統計学に基づき、学力に不安のある生徒や統計専門外の教師でも扱いやすい、興味を引くデータサイエンス導入教材を、統計の専門家と共同開発しました。


3.教職員の支援型の指導スキル向上支援

「大台探究」の深化に欠かせない教職員の支援型の指導力向上に資する各種研修を実施しました。

  • 教育評価研修:

    学習評価に関する理論及び授業における実践的な学びの見とりからフィードバックとしての教育評価の実践

  • コーチングワークショップ:

    探究学習における生徒への声掛けの基本を学ぶためコーチングの基本概念と実践的なコーチングスキルの習得

  • デザイン思考研修:

    デザインシンキングの基本原則を学び課題・問題に対する解決策を見つける手法の習得



4.「大台探究」における生徒へのフィードバック(評価)開発

生徒の学びを支援するための評価のあり方を問い直すための教育評価研修後は、探究活動における生徒の学びの見とりと、生徒をモチベートするための適切な指導・助言をルーブリック制作を通じて事例化しました。 生徒自身が、自分の成長を感じながら活動を進められる教科学習や探究学習の仕組みの構築を目指しました。


研修資料(一部)
研修資料(一部)

このように、生徒たちが地域課題をより客観的に捉え、主体的に解決するための環境整備として、ハード面・ソフト面の両方からの包括的な支援を行いました。データサイエンスを取り入れることで、文理横断的な探究活動として幅が広がり、生徒の取り組みにおいても質の高いデータ収集・分析活動へとつながりました。また先生が、生徒一人ひとりの学習活動を支援するための評価・フィードバックについて議論し、実践することで「大台探究」をより充実した活動とするだけでなく、教科学習においても横断的に生徒の関わりを考える機会となりました。


先生の声



三重県立昴学園高等学校 

山﨑 恵介 先生


「本校のDXハイスクール事業において、「大台探究」に適したハイスペックPC等の導入についての助言、学校オリジナル教材の開発、また生徒の学習活動を指導する教職員の指導力向上等の研修及び支援等のプロジェクトでエデュテクノロジー様に関わっていただきました。


生徒が自分の成長を感じられることを目的としたDXハイスクール事業初年度の業務を無事に完了することができました。ありがとうございます。」








代表より



株式会社エデュテクノロジー 

代表取締役 阪上 吉宏


「当社は15年以上前から、教育現場におけるパソコン機器の“一人一台”時代を見据え、新しい授業スタイルや教育の在り方を現場の先生方と議論し、支援を続けてまいりました。

今回、DXハイスクール事業採択を機会として三重県立昴学園高等学校の生徒たちが、自身が暮らす地域をフィールドとして、自分たちも成長を実感できる「大台探究」の深化・促進の支援をさせていただきました。

これまでの知見を活かしながらも先生方の想いと、生徒たちの様子に合わせながら試行錯誤を行うことで「大台探究」にしかできない価値創造に関われたことに感謝しています。」



今後の展望


今後も、エデュテクノロジーでは、DXハイスクールにおいて整備されたICTを含めた学校環境、先生方の指導体制を最大限に活かした、地域課題解決型学校設定科目「大台探究」の実践を継続支援してまいります。 本モデルを全国の学校に事例展開することで、日本の地域の学校の教育力向上と地域課題解決の取り組みに向け、引き続き尽力してまいります。

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