理数系教育の充実と教職員の指導力向上をサポート
株式会社エデュテクノロジー(本社:東京都江東区、代表取締役:阪上吉宏)は、この度、三重県立昴学園高等学校において実施される文部科学省「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の業務委託を受託いたしました。今回の事業を通じて、三重県立昴学園高等学校の地域課題解決型の学校設定科目「大台探究」をさらに発展させ、生徒が自ら課題を発見し、解決できる力を育む教育の実現を目指します。また、本事業で得られた知見を他の学校にも展開し、日本の教育のDX化に貢献していきます。
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背景と目的
三重県立昴学園高等学校は、地域課題解決型の学校設定科目「大台探究」を通じて、生徒の探究心を育み、未来を担う人材育成に取り組んでいます。この度DXハイスクールに採択された同校は、ICTを活用し、デジタル等成長分野を支える人材(DX人材)の育成を見据えた「大台探求」のさらなる深化を目指しています。
支援内容の詳細
エデュテクノロジー(以下、弊社)は、同校の「大台探究」における学びの充実を図るため、「理数系教育の充実」「教職員の指導力向上」の2つの取り組みを実施します。
理数系教育の充実:これまでの経験則から課題の解決策を検討するのではなく、多面的かつ数値的に物事を捉え、課題解決に向けて取り組むことが、学校教育に求められています。こうした社会の要請に応えるため、三重県立昴学園高等学校では、数学Bおよび学校設定科目「データサイエンス」の新設など、教育課程上での理数系教育の充実に向けた準備を進めています。この取り組みを支援するため、弊社は、科学的根拠に基づいた探究学習を支えるハイスペックPC等の選定や、基礎統計学をベースとした学校オリジナルの教材開発を実施します。本取り組みを通じて、生徒のデータ分析能力や問題解決能力の育成を支援します。
教職員の指導力向上:「大台探究」では、個別最適な学びや協働的な学び等、学習者が自分自身の学習活動に能動的に取り組み、生徒自らが時代を生き抜くために必要な資質・能力を醸成しています。こうした学びをより進展させるためには、指導者の関わり方が重要であると考えます。そのため、弊社は評価研修やコーチングワークショップ、デザイン思考研修など、教職員の指導力向上をサポートする研修を実施します。また、学習評価理論に基づいた、生徒への適切な指導・助言の事例化を行い、「大台探究」における生徒へのフィードバック開発をすることで生徒の学びを効果的に支援します。
担当者コメント
「大台探究」は、生徒一人ひとりが地域課題の解決に主体的に向き合い、自ら学び、考え、行動することを通して、未来を切り拓く力を育む、まさに、Society 5.0時代に求められる学校教育であると思います。
今回のDXハイスクール事業では、データサイエンスを活用し、生徒が地域課題をより客観的に捉え、主体的に解決できるよう「大台探究」を進化させます。具体的には、データサイエンスを学習する教科の検討や、生徒一人ひとりの学びに最適化された学習環境を提供するための教員研修を実施します。更なる進化を遂げた「大台探究」によって、生徒たちの探究心、問題解決能力等は、これまで以上に高まり、社会に貢献できる人材の育成を促進するものと考えます。弊社は、これまでの経験と実績を活かし、「大台探究」に関する教育のご支援を通して、昴学園高等学校様と共に、未来を担う人材育成に貢献してまいります。
今後の展望
DXハイスクールにおいて整備されたICTを含めた学校環境を最大限活かし、エビデンスベースの課題解決が実践できる環境整備のために、教職員の指導力向上を目指します。そのモデルを全国の学校に展開することで、学校の教育力の向上と地域課題解決の取り組みを支援していきます。
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